【学内限定公募】エネルギー研究教育機構 若手研究者・博士課程学生支援プログラムについて
平成30年度 エネルギー研究教育機構 若手研究者・博士課程学生支援プログラム
エネルギー研究教育機構(以下「本機構」という。)は、九州大学のアクションプランに基づき設置され、人文社会科学から自然科学までのあらゆる分野の優れた研究者により地球規模の課題となっているエネルギー問題を克服し、持続発展可能な未来型エネルギー社会を実現するため、学際融合、そしてエネルギー研究教育におけるワンストップ・ソリューションの具現を目指している。
本プログラムは、本機構が未来エネルギー研究の若手登竜門として、未来のエネルギー研究を担う若手研究者や博士課程学生の支援・育成・発掘を目的とするものである。
<各種目の詳細>
Ⅰ.若手研究者枠
【申請内容】
以下4分野に係る研究課題
分野①:再生可能エネルギー利用システムに関する研究
分野②:エネルギーマネジメントとエネルギー基盤技術が融合する近未来エネルギーマネジメントに関する研究
分野③:バイオエネルギーやエネルギー経済学・社会学等を含めた未来エネルギー社会に関する研究
分野④:その他エネルギー問題に関わると考えられるあらゆる分野
※本プログラムは「エネルギー」に係る、人文社会科学系から自然科学系までの全ての分野の研究課題を対象としています。本文最後に記載している<参考資料>、「申請分野(①~④)に関連する学術分野・専門分野キーワード」を参考にするなど、視野を広げ申請を検討してください。
※上記の分野と本機構の研究分野ユニットとの関連についてはこちらを参照
【申請資格・要件】
- 平成30年4月1日現在で35歳未満の若手研究者(教員及び学術研究員)
- 過去に本プログラムの研究代表者として採択されたことがある場合、2回目までは本枠(若手研究者枠)への研究代表者としての申請ができるものとする。
※1回目の応募者と、過去に研究代表者として採択されたことがある応募者の審査結果が同順位であった場合には、1回目の応募者を優先的に採択するものとする。
【採択件数】
9件程度
【申請額上限】
100万円まで
【支援経費】
50~100万円/件
(1) 対象となる経費
申請できる研究経費は、「設備備品費」、「消耗品費」、「旅費」、「謝金等」及び「その他」の研究計画の遂行に必要な経費とする。
※「設備備品費」が経費全体の50%を超える研究計画の場合には、当該経費の研究遂行上の必要性について、研究計画書に記載すること。
単に設備備品等の購入のみを目的とする研究計画は、申請できないものとする。
(2) 対象とならない経費
研究遂行に必要な経費であっても、次の経費は申請できないものとする。
①建物等施設に関する経費
②机、椅子、複写機等各部局で通常備えるべき設備備品を購入するための経費
③事務補佐員等を雇用するための人件費
【支援期間】
平成30年度末まで
Ⅱ.博士課程学生枠
【提案内容】
以下4分野に係る研究課題
分野①:再生可能エネルギー利用システムに関する研究
分野②:エネルギーマネジメントとエネルギー基盤技術が融合する近未来エネルギーマネジメントに関する研究
分野③:バイオエネルギーやエネルギー経済学・社会学等を含めた未来エネルギー社会に関す る研究
分野④:その他エネルギー問題に関わると考えられるあらゆる分野
※本プログラムは「エネルギー」に係る、人文社会科学系から自然科学系までの全ての分野の研究課題を対象としています。本文最後に記載している<参考資料>、「申請分野(①~④)に関連する学術分野・専門分野キーワード」を参考にするなど、視野を広げ申請を検討してください。
※上記の分野と本機構の研究分野ユニットとの関連についてはこちらを参照
特に、本機構がビジョンとして掲げている、2100年頃の未来社会のエネルギーシステム構想など、現時点では実現可否は問わないが、持続発展可能な未来型エネルギー社会の実現に向けて独創的かつ挑戦的な提案になることを期待している。
【提案資格】
- 博士後期課程在学者及び博士後期課程への進学を検討する博士前期課程在学者
- 過去に、本枠(博士課程学生枠)にて採択されたことがある場合、2回目までは本枠(博士課程学生枠)へ申請ができるものとする。
※1回目の応募者と、過去に採択されたことがある応募者の審査結果が同順位であった場合には、1回目の応募者を優先的に採択するものとする。
【表彰件数】
金賞:1件程度、銀賞:2件程度、銅賞:5件程度
【研究教育奨励経費】
表彰された課題について、表彰ランクにより当該学生の所属研究室へ研究教育奨励経費を支援する(当該学生の学会参加旅費等)。
(金賞:50万円、銀賞:40万円、銅賞:30万円)
※ただし、日本学術振興会特別研究員については、日本学術振興会以外からの資金援助に制限があるので、その範囲内の支援とする。
【支援期間】
平成30年度末まで
<採択件数・配分日付等>
(1)採択・表彰件数等については、予算の都合等により調整する場合がある。
(2)採択計画及び表彰課題に対する支援経費は、原則として平成30年4月1日付け配分とする。
<申請期限>
平成30年8月9日(木)(必着)
※申請書類は所属部局事務部を通して提出すること
<募集要項及び研究計画書様式>
▼募集要領 | 「平成30年度 若手研究者・博士課程学生支援プログラム 募集要領」(PDF) |
▼審査要領 | 「若手研究者・博士課程学生支援プログラム 審査要領(要約版)」(PDF) |
▼申請様式 | 「平成30年度 若手研究者支援プログラム研究計画書(若手研究者枠)」(EXCEL) 「平成30年度 若手研究者支援プログラム研究提案書(博士課程学生枠)」(EXCEL) |
▼変更理由書 | 「若手研究者・博士課程学生支援プログラム 変更等理由書(WORD) |
▼費目内訳変更承認申請書 | 「若手研究者・博士課程学生支援プログラム 若手研究者枠 研究経費費目内訳変更承認申請書(WORD) |
<採択された場合の条件等>
(1) 広報
学内外において研究経過及び研究成果を発表する場合は、本プログラムの支援を受けている旨を明記するなどして積極的に広報活動を行うこと。
また、本機構で開催するセミナー・シンポジウム等において、研究成果公開の取組(展示など)に積極的に参加すること。
なお、採択された者は、本機構が主催する各種イベントなど(九大エネルギーウィークなど)において、ポスター発表等を行うこと。
(2) 競争的資金制度への申請等
若手研究者枠で採択された者は、採択された年度又は次年度を目途に、科研費等の競争的資金制度へ必ず申請すること。
(既に科研費等を獲得し、新たに応募すると重複制限にかかる者及び雇用経費により他の競争的資金等に応募できない者は除く。)
また、博士課程学生枠で採択された者は、次年度以降の日本学術振興会特別研究員へ応募すること。(既に特別研究員として採用されている者を除く。)
(3) 研究計画の変更
次の場合には、所定の「変更等理由書」をエネルギー研究教育機構支援事務部門あて提出すること。
①他機関への異動や退職等により研究代表者が申請資格を失った場合や、研究計画の遂行が困難となった場合
②上記の他、研究計画書の記載内容に大幅な変更がある場合
(4)経費の流用について(若手研究者枠)
配分額全体の50%を超える額を、他の経費区分に流用する場合には、あらかじめ所定の「研究経費費目内訳変更承認申請書」をエネルギー研究教育機構支援事務部門あて提出すること。
☆本プログラムは、あらゆる分野からの応募を歓迎いたします。
<参考資料>
申請分野(①~④)に関連する学術分野・専門分野キーワード
分野①:再生可能エネルギー利用システムに関する研究
- 関連する学術分野例:総合理工、工学
- 専門分野キーワード例:再生可能エネルギー利用システム、水電解水素製造、燃料電池、水素貯蔵、ハイブリッド再生可能エネルギーシステム
分野②:エネルギーマネジメントとエネルギー基盤技術が融合する近未来エネルギーマネジメントに関する研究
- 関連する学術分野例:情報工学、システム工学、制御工学、経営工学、応用数学、プロセスシステム工学、ライフサイクル工学、エネルギーシステム工学、化学システム工学、機械工学、電気工学
- 専門分野キーワード例:データ解析、モデリング、ゲーム理論、システムインテグレーション、エネルギー貯蔵システム、地域エネルギーシステム、低炭素社会、技術経済評価
分野③:バイオエネルギーやエネルギー経済学・社会学等を含めた未来エネルギー社会に関する研究
- 関連する学術分野例:農学、環境学、エネルギー経済学、資源経済学、環境経済学、社会学、エネルギー政策
- 専門分野キーワード例:スマートファーム、バイオ由来エネルギー生産、途上国におけるエネルギー、温暖化対策、創・蓄・省エネルギー技術、分散型エネルギー社会
分野④:その他エネルギー問題に関わると考えられるあらゆる分野